使いきれないで、廃棄される抗がん剤が年間で730億円余りという記事をWebニュースで目にしてビックリしました。2015年、医療機関で国民が病気やけがの治療を受けるためにかかった費用の総額が42兆3544億円。このうちの40%近く16兆4700億円が私たちが納めている税金で賄われていて、医療費は更に増え続けるとみられているそうなんです。
医療費を押し上げているのは、公的医療保険が適用される高額な薬らしいのです。これまでにない治療効果が確認され、高い治療効果から夢の抗がん剤とも呼ばれる抗がん剤は、国の負担分も含めて年間およそ3500万円もの費用がかかるそうなんです。 そして2017/2緊急的に価格が引き下げられても、患者1人で年間1000万円以上かかるケースがあるそうなのですが、抗がん剤が患者に投与された後、使い切れずに廃棄されていて、その試算額が738億円になるそうです。
使い切れなかった抗がん剤を、別の患者に安全に投与するために必要な機材や薬剤師の配置のあり方、投与の手順などを盛り込んだガイドラインを2017年度中に取りまとめ、医療費の削減効果がどの程度あるのかも調べようとしているそうです。
例え国民全員がジェネリック薬品を利用したとしても、医療費の削減には限界があると思いますので、抗がん剤だけでなく他に類似するようなことがないか…というような調査や医療現場からの報告で改善を進めて欲しいですね。
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